肌のバリア機能

皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下脂肪組織の3層に分かれており表皮の外側の部分は角層と呼ばれる組織で皮脂膜に覆われています。健康な角層の場合、角層細胞はきれに積み重なっており天然保湿因子セラミドコレステロール脂肪酸からなる角層細胞間脂質が角層の水分保持力を担います。このように健康な皮膚の場合、外からの刺激や異物から、そして水分が体内から抜けないように守るバリア機能が働く仕組みになっているのです。

ですから、早期からのスキンケアで肌をいたわったり、皮膚のバリア機能を整えてアトピー悪化原因の侵入を防いだりすることで、アトピー性皮膚炎を予防できる可能性があると言えます。つまり、赤ちゃんの時からしっかりとスキンケア、そして治療を行うことがアトピーのケアにとっては大切なのです。治療などによってアトピー性皮膚炎の症状が落ち着いているタイミングでは、肌のケアをすることでその状態を保つことがとても大切です。皮膚を良い状態に保つためには清潔であることと、保湿を意識したスキンケアを行いバリア機能を正常に保つということを心がける必要があります。市販品などでもいいので、肌にあった保湿クリームを塗り続けることが肌のケアには有効です。